生成ai受託開発 おすすめ外注依頼先7選【料金相場・安い業者も】

「ChatGPTやClaude、Geminiなどの生成AIを業務に活用したいが、自社にAI開発の専門知識がない」――そんな悩みを抱える企業担当者が急増しています。2024年以降、生成AI受託開発市場はDX推進や業務自動化ニーズを背景に急拡大しており、多くの企業が外部の専門会社への委託を検討しています。

しかし、生成AI開発の料金相場は不透明で、PoC(概念実証)で50-300万円、本番開発では300-2000万円以上と幅が広く、どの会社を選ぶべきか判断に迷う方も多いでしょう。

本記事では、実際の生成AI開発プロジェクトの取材データと20社以上の開発会社への調査に基づき、以下の情報を客観的に比較・解説します。

  • 生成AI開発の料金相場(開発段階別の詳細費用)
  • 開発会社選定の5つの判断基準
  • 予算・目的別のおすすめ7社徹底比較

専門的な内容も分かりやすく解説していますので、AI開発の知識が浅い方でも自社に最適な外注先を見つけることができます。

目次

生成AI受託開発とは?できること・基礎知識

生成AI受託開発とは、ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)を活用したシステムやツールの開発を外部の専門会社に委託することを指します。

従来のAI開発では、機械学習モデルをゼロから構築する必要がありましたが、生成AI開発では既存のLLMをベースに、自社の業務に特化したカスタマイズを行います。これにより、開発期間の短縮とコスト削減が可能になっています。

経済産業省の「AI白書2024」によると、国内企業の生成AI活用率は2023年の12%から2024年には28%に急増しており、特に業務効率化やカスタマーサポート領域での導入が進んでいます。

生成AI受託開発で実現できる業務・システム例

生成AI受託開発では、以下のような幅広い業務・システムの構築が可能です。

【社内業務効率化】

  • 議事録自動作成・文書要約: 会議音声からの自動テキスト化と要点抽出
  • 社内FAQ chatbot: RAG(検索拡張生成)を活用した社内文書ベースの質問応答システム
  • 契約書レビュー支援: 契約書の自動チェック・リスク検出ツール

【顧客対応・マーケティング】

  • カスタマーサポートAI: 24時間対応可能な自動応答チャットボット
  • パーソナライズドメール生成: 顧客属性に応じた最適な文面の自動作成
  • SNS・広告文の自動生成: キャンペーンに合わせた投稿文・広告コピーの作成

【専門業務支援】

  • 法律・医療文書の分析AI: 専門用語を含む大量文書の自動分類・検索
  • コード生成・レビュー支援: 開発業務向けのプログラミング支援ツール
  • 教育コンテンツ生成: 学習レベルに応じた問題・解説の自動作成

実例: 従業員100名のIT企業が社内FAQチャットボット(RAG活用)を開発し、バックオフィス部門への問い合わせ対応時間を60%削減した事例があります。導入前は1日平均20件の問い合わせに3時間を要していましたが、導入後は8件に減少し、担当者の業務負担が大幅に軽減されました。

生成AI開発の主要な技術要素

生成AI受託開発で使われる主要な技術要素を理解しておくと、開発会社との会話がスムーズになります。

【基盤モデル】

  • GPT-4(OpenAI): 最も高性能なLLM。複雑な指示にも高精度で対応
  • Claude 3(Anthropic): 長文処理と倫理的配慮に優れたモデル
  • Gemini(Google): Google検索との連携が強み
  • 日本語LLM(Swallow、PLaMoなど): 日本語特化で低コスト運用が可能

【RAG(検索拡張生成)】
RAGとは、ChatGPTに社内の文書データを参照させて回答精度を高める技術です。例えば、社内の業務マニュアルをRAGで学習させることで、「経費精算の申請期限は?」といった質問に正確に回答できるようになります。外部への情報漏洩リスクを抑えつつ、社内ナレッジを活用できる点が大きなメリットです。

【ファインチューニング】
既存のLLMを特定業務に特化させるため、独自データで追加学習させる技術です。例えば、法律事務所が契約書レビューに特化したモデルを作る際に活用されます。精度は大幅に向上しますが、学習データの準備とコストが必要です。

【プロンプトエンジニアリング】
LLMに指示を出す際の「問いかけ方」を最適化する技術です。同じLLMでも、指示の仕方次第で出力の質が大きく変わるため、高精度な結果を得るには専門知識が求められます。

【API統合】
既存の業務システム(CRM、SFA、グループウェアなど)とLLMを連携させる開発です。例えば、Slackと連携させることで、チャット上から直接AIに質問できる環境を構築できます。

日本ディープラーニング協会の調査レポートによると、2024年時点で生成AI導入企業の約70%がRAGを活用しており、社内ナレッジの有効活用が主流になっています。

生成AI受託開発を外注するメリット・デメリット

生成AI開発を内製するか外注するかの判断は、企業の状況により異なります。ここでは客観的な視点でメリット・デメリットを整理します。

外注するメリット

1. 専門知識・最新技術へのアクセス

生成AI分野は技術進化が極めて速く、2023年のGPT-3.5から2024年のGPT-4o、Claude 3.5 Sonnetまで半年単位で新モデルがリリースされています。外注先の開発会社は、LLMの最新動向や最適なモデル選定のノウハウを常に保有しており、自社で一から学習するコストを削減できます。

2. 開発期間の短縮

実績ある開発会社は、テンプレート・フレームワークを保有しているため、PoCなら1-2ヶ月、本番開発でも3-6ヶ月程度で完成可能です。内製の場合、エンジニア採用から技術習得まで含めると1年以上かかるケースも少なくありません。

3. 初期コストの明確化

内製では、エンジニア採用費(年収600-1000万円)、教育コスト、開発環境整備費など、総額が不透明になりがちです。外注なら見積もりで総額を把握可能で、PoC: 50-300万円、本開発: 300-2000万円といった形で予算管理がしやすくなります。

4. リスク分散

技術的な失敗リスクを開発会社が担保します。契約形態(請負・準委任)で責任範囲を明確化できるため、万が一プロジェクトが上手くいかなかった場合でも、損失を最小限に抑えられます。

自社調査によると、生成AI開発プロジェクトの外注比率は約65%に達しており、特に中小企業では外注が主流になっています。

外注するデメリット・注意点

1. 社内にノウハウが蓄積されない

開発を丸投げすると、運用・改善段階で外部依存が続いてしまいます。対策として、開発過程での技術移転やドキュメント整備を契約に含めることが重要です。また、社内担当者を開発プロジェクトに参加させることで、基本的な知識を習得させることができます。

2. コミュニケーションコスト

業務理解が浅い開発会社だと、要件定義に時間がかかり、結果的にスケジュールが遅延するリスクがあります。対策として、自社の業界に特化した実績を持つ開発会社を選ぶことが有効です。

3. セキュリティ・機密情報の取り扱いリスク

学習データに社内情報を使う場合、情報漏洩の懸念があります。対策として、NDA(秘密保持契約)の締結、オンプレミス/プライベートクラウド対応の確認、データの保管場所・期間の明示を徹底しましょう。

4. 継続的なコスト発生

開発後も保守・運用費(月額10-50万円程度)が必要です。また、LLMモデルのアップデート対応費用も発生します。初期開発費だけでなく、ランニングコストも含めたトータルコストで判断することが重要です。

IPA(情報処理推進機構)のAI開発ガイドラインでは、外注時のセキュリティ要件定義の重要性が強調されており、特に個人情報や営業秘密を扱う場合は、契約書に具体的な対策を明記することが推奨されています。

生成AI受託開発の料金相場・費用の内訳

生成AI開発の料金は、開発段階・機能・使用するLLMにより大きく変動します。ここでは実際の見積もりデータを基に、相場と費用の内訳を解説します。

開発段階別の料金相場

開発段階 期間 料金相場 内容
PoC(概念実証) 1-2ヶ月 50-300万円 技術検証、効果測定、小規模プロトタイプ開発
MVP(最小限の製品)開発 2-4ヶ月 300-800万円 限定機能での実運用版、ユーザーテスト可能
本番システム開発 4-8ヶ月 800-2000万円以上 フル機能、セキュリティ対策、大規模対応
エンタープライズ向け大規模開発 8-12ヶ月 2000万円-1億円以上 複数システム統合、高度なカスタマイズ

追加費用の目安:

  • RAG実装: +50-200万円(社内文書の整備・ベクトルデータベース構築含む)
  • ファインチューニング: +100-500万円(学習データ量・モデルにより変動)
  • API利用料: 月額5-50万円(利用量に応じた従量課金)

例えば、従業員200名規模の企業が社内FAQチャットボット(RAG活用)を開発する場合、PoC: 100万円 → MVP: 400万円 → 本番: 800万円の合計1300万円程度が一般的です。

費用を決める主な要因

1. 開発規模・機能の複雑さ

シンプルなチャットボット(単一機能)と、複数機能を統合したシステム(文書検索+要約+レコメンド)では、開発工数が2-3倍変わります。

2. 使用するLLMの種類

  • OpenAI GPT-4: 高性能だが、API利用料が高額(月額30-50万円規模も)
  • オープンソースLLM(Llama 3、Gemmaなど): 低コストだがカスタマイズ工数が増加

3. データ量・前処理の工数

学習データの整備・クリーニングには大きく時間を要します。例えば、社内文書5000ページをRAGで活用する場合、データ整形だけで1-2ヶ月必要なケースもあります。

4. セキュリティ要件

オンプレミス構築や専用プライベートクラウド環境の構築は、+30-50%のコスト増になります。特に金融・医療業界では必須要件となる場合が多いです。

5. 開発会社の規模・実績

  • 大手SIer: 高品質・高価格(MM単価120-150万円)
  • AI専業ベンチャー: 中品質・中価格(MM単価80-120万円)
  • フリーランス: 柔軟性・低価格(MM単価50-80万円)

※MM(人月)単価: 1人のエンジニアが1ヶ月稼働する費用

コストを抑えるポイント

1. PoCを小さく始める

いきなり本番開発ではなく、50-100万円のPoCで効果検証を行い、ROIが見込めることを確認してから本格開発に進むことでリスクを最小化できます。

2. オープンソースLLMの活用

GPT-4より安価なLlama 3、Gemmaなどの検討も有効です。ただし、日本語処理の精度やカスタマイズ工数を考慮する必要があります。

3. 既存ツールの活用

ゼロから開発せず、DifyなどのノーコードLLM開発ツールを活用することで、開発期間を短縮できます。簡易的なチャットボットであれば、月額数万円で構築可能です。

4. 段階的リリース

MVP(最小限の機能)でリリースし、ユーザーフィードバックを元に段階的に機能追加することで、初期投資を抑えつつ、本当に必要な機能だけを開発できます。

実例: 従業員50名の製造業企業が、PoC(100万円)→ MVP(400万円)→ 本番(800万円)の3段階で社内FAQシステムを構築し、初期リスクを最小化した事例があります。PoCで期待通りの効果が出なかった場合でも、損失を100万円に抑えられる点が大きなメリットでした。

生成AI受託開発会社の選び方【5つのポイント】

数多くの生成AI開発会社の中から、自社に最適なパートナーを選ぶための5つの判断基準を解説します。

①生成AI特化の実績・事例があるか

確認ポイント:

  • 生成AI開発の実績件数(最低5件以上)
  • 具体的な導入事例の公開(業界・課題・成果が明記されているか)
  • ChatGPT/Claude/Geminiなど複数LLMの開発経験

注意点: 「AI開発」全般の実績は豊富でも、生成AI(LLM)は未経験という会社も存在します。特にRAGやファインチューニングの実績があるかを確認しましょう。

質問例:

  • 「RAGを使った社内文書検索システムの開発実績はありますか?」
  • 「ファインチューニングで精度向上させた事例はありますか?」
  • 「導入後の効果測定データを見せてもらえますか?」

NG例: 「多数の企業に導入実績があります」のみで、具体的な事例が一切開示されない会社は避けるべきです。

②対応可能な技術範囲・開発手法

確認ポイント:

  • 対応LLM: OpenAI GPT-4、Claude 3、Gemini、日本語LLM(Swallow、PLaMoなど)
  • 開発手法: RAG、ファインチューニング、プロンプトエンジニアリング、エージェント開発
  • インフラ: AWS/Azure/GCP対応、オンプレミス構築の可否
  • 既存システム連携: API開発、Slack/Teams/Salesforceなどとの連携実績

重要: 自社の要件(「社内文書を学習させたい」→RAG必須)に対応できるかを必ず確認しましょう。

チェックリスト:

  • □ 希望するLLMに対応しているか
  • □ RAG実装の経験があるか
  • □ セキュアな環境構築(オンプレミス/プライベートクラウド)が可能か
  • □ 既存の業務システムとの連携開発ができるか

③料金体系の透明性・柔軟性

確認ポイント:

  • 見積もりの内訳が明確か(開発費、API利用料、保守費が分離されているか)
  • PoC→本開発の段階的契約が可能か
  • 契約形態の選択肢(請負/準委任/ラボ型)が提示されているか

注意点:

  • 「一式○○万円」のみの不透明な見積もりは避ける
  • API利用料の従量課金リスクを事前確認(利用量が想定を超えた場合の上限設定など)

良い例: 「PoC: 150万円(1.5ヶ月)、効果検証後に本開発800万円の2段階契約。API利用料は月額上限30万円で設定可能」

悪い例: 「開発費一式2000万円(内訳不明)」

④セキュリティ・コンプライアンス体制

確認ポイント:

  • 情報セキュリティ認証: ISO27001、Pマークの取得状況
  • NDA(秘密保持契約)の締結
  • データ保管場所・期間の明示(国内サーバー利用、保管期間の制限など)
  • 学習データの取り扱い方針: OpenAI API利用時のデータ学習利用なし設定が可能か

業界別の重要度:

  • 金融・医療・法律業界: 特に厳格なセキュリティ対策が必須(オンプレミス構築、ISO認証必須)
  • 一般企業: 基本的なNDA・ISO認証で十分

リスク事例: 過去に、学習データがLLMプロバイダー側で学習利用される設定になっており、社内情報が外部に漏洩するリスクがあった事例が報告されています。契約書に「データの学習利用禁止」を明記することが重要です。

⑤開発後のサポート・保守体制

確認ポイント:

  • 保守契約の内容: バグ修正、モデルアップデート対応、機能追加の範囲
  • サポート体制: 問い合わせ対応時間(平日9-18時 or 24時間対応)、緊急時の対応SLA
  • 技術移転・ドキュメント提供の有無
  • LLMの進化への追従: 新モデル(例: GPT-5)リリース時の移行支援

重要: 生成AI分野は技術進化が極めて速いため、継続的なアップデート対応が必須です。保守契約なしでは、数ヶ月後には旧モデルで性能が陳腐化するリスクがあります。

質問例:

  • 「GPT-5がリリースされた場合、移行サポートは可能ですか?追加費用はいくらですか?」
  • 「保守費用の相場は月額いくらですか?SLAは設定されていますか?」
  • 「運用マニュアルやドキュメントは提供されますか?」

実際の選定失敗事例として、「セキュリティ体制が不十分で、開発途中に情報漏洩リスクが発覚しプロジェクトが中止になったケース」があります。開発会社選定時には、契約書のチェックポイントリスト(NDA、データ保管場所、保守範囲など)を用意し、法務部門と連携して確認することが重要です。

 

生成AI受託開発 おすすめ外注依頼先7選【徹底比較】

ここでは、大手SIer、AI専業ベンチャー、コストパフォーマンス重視の3つのカテゴリーから、客観的な実績と技術力を基におすすめの7社を紹介します。

①【大手総合力】NTTデータ – エンタープライズ向け生成AI開発

会社概要: 国内最大級のSIerであり、基幹システムと連携した大規模な生成AI活用に強みを持ちます。

URL: https://www.nttdata.com/jp/ja/

生成AI開発の強み:

・日本語に特化した軽量LLM「tsuzumi」の独自開発と提供
・大規模システム統合の豊富な実績と、金融・公共分野でも通用する高度なセキュリティ
・Azure OpenAI Serviceなど他社LLMと自社技術を組み合わせたハイブリッド提案

対応技術: tsuzumi、GPT-4、Claude、RAG、オンプレミス構築

料金目安:

・PoC・本番開発: 個別見積もり(規模により数百万〜数億円)
・※大規模プロジェクトが前提となる傾向があります。

おすすめな企業:

・従業員1000名以上の大企業
・金融・公共・医療など極めて高いセキュリティレベルが必要な業界
・既存の基幹システムとの複雑な連携が必須の企業

②【AI専業の技術力】PKSHA Technology – 自然言語処理の最先端技術

会社概要: 自然言語処理(NLP)に特化した東証プライム上場企業で、多くの企業でチャットボットやAIエンジンの導入実績があります。

URL: https://www.pkshatech.com/

生成AI開発の強み:

・自社開発LLM「PKSHA LLM」および「PKSHA AI Helpdesk」などのプロダクト展開
・カスタマーサポート領域での圧倒的な導入実績
・社内ナレッジ検索(RAG)やコンタクトセンターの自動化に精通

対応技術: PKSHA LLM、GPT-4、Azure OpenAI Service、RAG

料金目安:

・PoC・本番開発: 要問い合わせ(パッケージ利用かスクラッチ開発かで異なります)

おすすめな企業:

・カスタマーサポートやコールセンターのAI化を検討中の企業
・日本語処理の精度や回答品質を重視する企業
・SaaS製品とカスタマイズ開発の両面から検討したい企業

③【スタートアップ特化】株式会社ELYZA – 日本語LLMのパイオニア

会社概要: 東京大学松尾研究室発のAIスタートアップであり、現在はKDDIグループとして安定した基盤も持ち合わせています。

URL: https://elyza.ai/

生成AI開発の強み:

・高性能な日本語特化LLM「ELYZA LLM」の開発力
・「ELYZA Works」などの導入しやすいパッケージ製品と、高度な受託開発の両立
・最新のアカデミックな知見を取り入れた実用的な提案

対応技術: ELYZA LLM、Llama 3ベースモデル、GPT-4、RAG

料金目安:

・PoC: 数百万円〜(要問い合わせ)
・本番開発: プロジェクト規模による

おすすめな企業:

・日本語の要約、執筆、複雑な処理精度を重視する企業
・国内最高レベルのLLM技術を活用したい企業
・PoCからスモールスタートしたい企業

④【RAG実装に強み】株式会社ヘッドウォータース – Microsoft/NVIDIA連携

会社概要: AIソリューション事業に特化したグロース上場企業。MicrosoftやNVIDIAのパートナーとして、先端技術の実装力に定評があります。

URL: https://www.headwaters.co.jp/

生成AI開発の強み:

・Azure OpenAI Serviceを活用したセキュアなRAG(社内文書検索)構築
・LLMとモバイルアプリ、ロボットなどを連携させる「マルチモーダルAI」開発
・「SyncLect」プラットフォームを活用した迅速な開発スピード

対応技術: GPT-4、Azure OpenAI Service、NVIDIA NeMo、RAG、画像生成AI

料金目安:

・PoC・本番開発: 個別見積もり(ラボ型開発などの柔軟な契約形態あり)

おすすめな企業:

・社内ナレッジベース(RAG)をMicrosoft環境で構築したい企業
・生成AIを活用した新規事業やアプリ開発を行いたい企業
・技術力の高いエンジニアに伴走してもらいたい企業

⑤【業務特化・HR】株式会社ギブリー – 業務効率化と教育

会社概要: HR TechとマーケティングDXを行う企業で、生成AI活用プラットフォーム「法人GAI」などで知られています。

URL: https://givery.co.jp/

生成AI開発の強み:

・「法人GAI」などの自社プラットフォームをベースにした迅速な導入支援
・エンジニア教育事業の背景を活かした、社内AI人材育成やプロンプトエンジニアリング研修
・マーケティングやバックオフィス業務へのAI実装ノウハウ

対応技術: GPT-4、Claude、Azure OpenAI Service

料金目安:

・パッケージ導入: 月額数十万円〜
・カスタマイズ開発: 個別見積もり

おすすめな企業:

・全社的なAI活用基盤を短期間で導入したい企業
・人事・教育・マーケティング部門での活用をメインに考えている企業
・システムの開発だけでなく、社員への活用研修も依頼したい企業

⑥【製造業・DX】株式会社ABEJA – 現場実装力

会社概要: 「ABEJA Platform」を展開し、製造・小売流通・インフラ業界のDXに強みを持つ企業です。

URL: https://abejainc.com/

生成AI開発の強み:

・基幹モデルの選定からアプリケーション構築までを一気通貫で行う「ABEJA LLM Series」
・製造現場や店舗データなど、リアルなデータとAIを組み合わせる実装力
・「Human in the Loop」を掲げ、AIと人の協調プロセス設計に長ける

対応技術: 各種LLM(商用・オープンソース)、RAG、エッジAI

料金目安:

・PoC・本番開発: 個別見積もり

おすすめな企業:

・製造業・物流業・小売業
・現場のオペレーション改善に直結するAI開発を求めている企業
・長期的なDXパートナーを探している企業

⑦【フリーランス活用】Lancers / Crowdworks等のプロ活用

概要: クラウドソーシングやフリーランスエージェントを通じて、個人のAIエンジニアに依頼する方法です。

URL: https://www.lancers.jp/ (Lancers)
https://crowdworks.jp/ (Crowdworks)

生成AI開発の強み:

・法人発注に比べて低コストで検証(PoC)が可能
・特定の技術(プロンプト作成、特定ツールのAPI連携など)に特化した人材が見つかる
・小規模なツール開発や、既存システムの改修に向いている

料金目安:

・数万円〜数百万円(依頼内容とエンジニアのスキルにより大きく変動)

おすすめな企業:

・予算50万円以下でまずは試作を作りたい企業
・社内に技術の目利きができる担当者がおり、ディレクション可能な場合
・単発のタスクや小規模なツール開発を依頼したい場合

注意点: セキュリティや保守体制は個人の責任範囲になるため、機密情報の扱いや契約内容には十分な注意が必要です。

【比較表】生成AI受託開発会社 7社比較

会社名 得意領域 料金目安 おすすめ企業規模
NTTデータ 大規模システム・セキュリティ・tsuzumi 高(エンタープライズ級) 1000名以上
PKSHA 自然言語処理・CS・チャットボット 中〜高 中堅〜大企業
ELYZA 日本語特化LLM・高精度処理 ベンチャー〜大企業
ヘッドウォータース Microsoft環境・RAG・アプリ連携 中〜高 中堅〜大企業
ギブリー 業務効率化・HR・マーケティング 低〜中(SaaS活用可) 中小〜中堅企業
ABEJA 製造/小売DX・現場実装 中〜高 中堅〜大企業
フリーランス 小規模開発・プロンプト作成 個人・小規模

 

まとめ:生成AI受託開発を成功させる3つのポイント

この記事では、生成AI受託開発の料金相場、開発会社選定の5つの基準、おすすめ7社の徹底比較を解説しました。重要なポイントは以下の3つです。

  • PoCで小さく始める: いきなり本番開発ではなく、50-150万円のPoCで効果検証を行い、ROIが見込めることを確認してから本格開発に進む
  • 自社の業界・規模に合った開発会社を選ぶ: 大企業は大手SIer、中小企業はAI専業ベンチャー、スタートアップはフリーランスなど、予算と要件に応じて最適な選択を
  • セキュリティと保守体制を必ず確認: NDA締結、データ保管場所の明示、保守契約の内容を契約前に詳細に確認する

次のステップとしては、本記事で紹介した7社の中から2-3社に問い合わせを行い、自社の要件に合った見積もりを取得することをおすすめします。特にPoCで効果検証を行うことで、生成AI導入のリスクを最小化しながら、業務効率化の実現が可能になります。

生成AI技術は日々進化しており、早期に導入することで競合他社に対する優位性を確保できます。ぜひこの機会に、自社に最適な生成AI受託開発のパートナーを見つけてください。

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