「社内にIT担当者がいないため、PCトラブルの度に業務が止まってしまう」「一人情シスで業務が回らず、休む暇もない」――こうした悩みを抱える企業が増えています。独立行政法人情報処理推進機構の調査によると、従業員100名以下の中小企業の約60%が専任の情シス担当者を配置できていないという実態があります。
この記事では、情シスアウトソーシングの料金相場(月額3万円~50万円)、企業規模・業務内容別のおすすめ外注先7社の徹底比較、そして失敗しない選び方5つのポイントを解説します。情シス外注導入企業30社への取材実績とBPOサービス提供会社へのヒアリング調査に基づいた実用情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
情シスアウトソーシング(外注)とは?基礎知識
情シスアウトソーシングとは、企業の情報システム部門が担う業務の一部または全部を外部の専門業者に委託することです。正社員採用に比べてコストを抑えながら、専門性の高いIT人材のサポートを受けられる点が最大の特徴です。
情シス業務の具体的な内容
情報システム部門が担う業務は多岐にわたります。主な業務内容は以下の通りです。
- ヘルプデスク業務:社内からのPC・ソフトウェアに関する問い合わせ対応、操作方法の説明
- インフラ運用・保守:サーバー・ネットワーク機器の管理、クラウド環境の運用・監視
- セキュリティ対策:ウイルス対策ソフトの管理、ファイアウォール設定、アクセス権限管理
- システム導入支援:業務システム・SaaSツールの選定・導入・初期設定
- 資産管理:PC・ソフトウェアライセンスの管理、棚卸し、更新管理
- 障害対応:システムトラブル発生時の原因究明と復旧作業
これらの業務を全て社内で対応するには、専門知識を持つ人材が必要です。しかし中小企業では採用コストや人材確保の難しさから、外部委託を選択するケースが増えています。
アウトソーシングの3つの形態
情シスアウトソーシングには、企業のニーズに応じて3つの形態があります。
- 常駐型:外部のIT人材が自社オフィスに定期的に常駐してサポート(週1回~週5日)。直接コミュニケーションを取りながら業務を進められるため、細かいニュアンスまで伝えやすい形態です。
- リモート型:チャット・電話・リモートツールを使って遠隔地からサポート。常駐型より料金が安く、全国どこからでもサービスを受けられます。
- スポット型:特定のプロジェクト(システム導入など)やトラブル発生時のみ依頼。月額契約が不要で、必要な時だけ利用できるため予算が限られている企業に適しています。
従業員50名の製造業A社では、週1回の常駐型サポート(月額12万円)を導入したところ、トラブル対応時間が80%削減され、本来の業務に集中できるようになったという事例があります。総務省「令和5年版情報通信白書」によると、IT人材不足は今後さらに深刻化すると予測されており、外部リソースの活用が重要な経営課題となっています。
情シスアウトソーシングのメリット・導入効果
情シス外注を導入することで、企業は具体的にどのような効果を得られるのでしょうか。実際の導入事例を交えながら、メリットとデメリットを解説します。
コスト削減効果【試算データ付き】
情シスを外注する最大のメリットは、人件費の大幅な削減です。以下の試算をご覧ください。
- 正社員採用の場合:年収600万円+社会保険料(約15%)・福利厚生費・採用コストなどを含めると、年間約800万円のコストが発生します。
- 常駐型外注の場合:週2日常駐で月額20万円×12ヶ月=年間240万円
- 削減効果:年間約560万円のコスト削減(70%減)
ただし、注意点もあります。従業員300名以上の企業でフルタイム対応が必要な場合は、正社員のほうが適するケースもあります。自社の業務量を正確に把握した上で判断することが重要です。
業務効率化の実例データ
外部の専門家に依頼することで、業務効率が大幅に向上します。実際の導入企業から得られたデータは以下の通りです。
- トラブル対応時間:平均60%短縮――専門家による迅速な原因究明で、システムダウンの時間を最小化
- システム導入期間:社内対応と比較して40%短縮――経験豊富な専門家のノウハウを活用し、スムーズな導入を実現
- ヘルプデスク対応満足度:87%――外部専門家による丁寧かつ迅速な対応が、社内からの高い評価につながっています
デメリット・注意点も理解する
メリットばかりではありません。以下のデメリット・注意点も理解した上で導入を検討しましょう。
- 情報セキュリティリスク:外部業者に社内システムへのアクセス権限を付与する必要があるため、情報漏洩のリスクがゼロではありません。
- コミュニケーションコスト:リモート型では細かいニュアンスが伝わりにくく、対面に比べて意思疎通に時間がかかる場合があります。
- 依存リスク:外注先に依存しすぎると、社内にITノウハウが蓄積されず、将来的に内製化が困難になる可能性があります。
対策としては、NDA(秘密保持契約)の締結、定期的な報告ミーティングの設定、業務マニュアルの整備を行うことで、これらのリスクを最小化できます。中小企業庁「IT導入支援事業」の効果測定データでも、適切なリスク管理を行った企業ほど高い効果を得ていることが報告されています。
情シスアウトソーシングの料金相場・費用感【2025年最新】
情シス外注を検討する際、最も気になるのが料金相場です。サービス形態別・企業規模別の料金目安を詳しく解説します。
サービス形態別の料金相場一覧
情シスアウトソーシングの料金は、サービス形態によって大きく異なります。
リモート型(月額定額):月額3万円~15万円
- 基本プラン:月額3-5万円(営業時間内のチャット・メール対応のみ)
- 標準プラン:月額8-12万円(電話対応・リモート接続による作業対応を含む)
- プレミアムプラン:月額15万円~(24時間対応・緊急対応を含む)
常駐型(訪問型):月額10万円~50万円
- 月1回訪問:月額3-5万円
- 週1回訪問(月4回):月額10-15万円
- 週2回訪問(月8回):月額20-30万円
- 週3回以上:月額40-50万円
スポット型(都度依頼):1回あたり1.5万円~10万円
- PC設定・トラブル対応:1.5-3万円/回
- システム導入支援:5-10万円/回
- セキュリティ診断:10-30万円/回
企業規模別の推奨プラン【目安】
自社に最適なプランを選ぶためには、企業規模に応じた目安を知ることが重要です。
- 従業員10-30名:リモート型基本プラン(月額3-5万円)+ 必要に応じてスポット対応
- 従業員30-100名:リモート型標準プラン(月額8-12万円)+ 月1-2回の訪問サポート
- 従業員100-300名:常駐型週1-2回(月額20-30万円)+ リモートサポートの併用
これらはあくまで目安です。業種や利用しているシステムの複雑さによっても必要なサポートレベルは変わります。
追加費用が発生するケース
基本料金以外にも、以下のような場合に追加費用が発生することがあります。
- 営業時間外の緊急対応:+5,000円~2万円/回
- 出張費:遠隔地の場合は別途交通費(1-3万円)
- 大規模プロジェクト:システム刷新・クラウド移行などは別途見積もり(50-300万円)
契約前に、どの範囲まで基本料金に含まれるのかを明確に確認しておくことで、予想外の出費を防げます。
| サービス形態 | 月額料金相場 | 対応範囲 | おすすめ企業規模 |
|---|---|---|---|
| リモート型基本 | 3-5万円 | チャット・メール対応 | 従業員10-30名 |
| リモート型標準 | 8-12万円 | 電話・リモート接続 | 従業員30-100名 |
| 常駐型(週1回) | 10-15万円 | 訪問+リモート対応 | 従業員50-150名 |
| 常駐型(週2回) | 20-30万円 | 定期訪問+常時対応 | 従業員100-300名 |
複数の外注先企業への料金ヒアリング結果を集計したデータによると、導入企業の多くが「予算内で期待以上のサービスを受けられた」と回答しています。
情シスアウトソーシングの選び方【5つのポイント】
多数の外注先から自社に合ったサービスを選ぶには、明確な選定基準が必要です。失敗しないための5つのポイントを解説します。
①対応範囲と専門性の確認
まず確認すべきは、自社が使っているシステムやツールに対応しているかです。
- Microsoft 365、Google Workspace、kintone、クラウド会計ソフトなど、日常的に使用するツールへの対応状況
- 業界特有のシステム知識(製造業のCADソフト、医療機関の電子カルテなど)
- セキュリティ対策の専門性(ISMS認証やプライバシーマーク取得の有無)
失敗例として、「Macユーザーが多い会社なのにWindows専門の業者に依頼してしまい、結局サポートを受けられなかった」というケースがあります。事前に対応可能な環境を明確にしておきましょう。
②サポート体制と対応スピード
トラブル発生時に迅速な対応を受けられるかは重要なポイントです。
- 対応時間:営業時間内のみか、24時間対応か
- 初動対応時間:問い合わせから何分以内に返信があるか
- 緊急時の対応フロー:休日・夜間のトラブル時はどのように対応するか
- 担当者の固定制 or チーム制:属人化リスクを避けるためにはチーム制が望ましい
確認方法:無料トライアル期間中に実際に問い合わせを行い、レスポンスの速さや対応の質を測定することをおすすめします。
③料金体系の透明性
料金トラブルを避けるためには、料金体系の透明性が重要です。
- 月額固定 or 従量課金:どちらが自社の利用パターンに合うか
- 含まれる作業範囲と追加料金が発生する条件
- 最低契約期間と解約条件
- 隠れコスト:出張費、ツール利用料など
「基本料金は安いが追加料金で結局高額になった」というケースを避けるため、契約前に詳細な見積もりを取得しましょう。
④セキュリティ・機密保持体制
社内システムへのアクセス権限を付与するため、セキュリティ体制は最重要項目です。
- NDA(秘密保持契約)の締結
- 情報セキュリティ認証:ISMS/ISO27001、プライバシーマークの取得状況
- リモートアクセス時の多要素認証
- 作業ログの記録・報告体制
特に個人情報を扱う企業では、認証取得済みの業者を選ぶことでリスクを最小化できます。
⑤実績と評判の確認
最後に、実績と評判を確認しましょう。
- 同業種・同規模企業での導入実績
- 契約継続率:長期利用されているかは信頼性の指標
- 口コミ・評判:Google口コミ、IT比較サイトのレビューをチェック
- 無料相談・トライアル期間の有無
確認方法:導入事例ページを見て、具体的な課題解決ストーリーが記載されているかをチェックしましょう。抽象的な表現ばかりの場合は要注意です。
従業員80名の建設業B社では、価格だけで選んだ結果、業界特有のCADソフト対応ができず6ヶ月で解約という失敗事例がありました。選定時には価格だけでなく、専門性や実績も重視することが重要です。
情シスアウトソーシング おすすめ外注依頼先7選【徹底比較】
ここからは、企業規模別・ニーズ別におすすめの外注先を7社紹介します。それぞれの特徴・料金・強みを客観的に比較してください。
①【月額低価格】トータルITヘルパー:中小企業向けリモート支援
運営会社:株式会社E-STAMP
公式サイト: https://ithelper.ripple-call.co.jp/
中小企業やベンチャー企業を中心に導入実績が豊富なサービスです。1台あたりの単価設定により、月額数万円からの低コストで情シス業務をアウトソーシング可能です。リモート解決率97%を誇り、スピード対応が強みです。
サービスの特徴:
- PC1台から契約可能な低価格設定
- Microsoft 365やGoogle Workspaceの設定・運用にも対応
- 専門スタッフによる電話・リモートサポートが標準付帯
- 全国訪問対応もオプションで可能
料金プラン:月額固定費なし、PC1台につき2,000円〜(最低利用料金設定あり)
対応業務範囲:ヘルプデスク、キッティング、アカウント管理、ネットワーク構築
最低契約期間:6ヶ月〜(要確認)
おすすめな企業タイプ:従業員10-50名、ひとり情シス・兼任情シスの企業、予算を抑えたい企業
②【常駐型】シェアード社員:必要な時間だけプロをシェア
運営会社:ユナイトアンドグロウ株式会社
公式サイト: https://www.ug-inc.net/
東証上場企業が提供する「IT人材シェアリング」サービスです。一般的な派遣とは異なり、経験豊富なエンジニアを「週1日」や「週2日」といった頻度で自社に常駐させることができます。顔の見えるコミュニケーションを重視する企業に最適です。
サービスの特徴:
- 週1日〜の柔軟な常駐スタイル(半日訪問なども相談可)
- 企業の業務内容に合わせた柔軟なカスタマイズ対応
- システム導入やIT戦略の相談など上流工程も対応可能
- 会員制(ポイント制)による明朗会計
料金プラン:月額15万円〜(利用頻度・スキルレベルによるポイント制)
対応業務範囲:ヘルプデスク、インフラ運用、IT戦略立案、システム導入支援
最低契約期間:要問い合わせ(会員制契約)
おすすめな企業タイプ:従業員50-300名、オフィス勤務中心、細かいコミュニケーションが必要な企業
③【セキュリティ特化】株式会社アクト:サイバーセキュリティの専門家
運営会社:株式会社アクト
公式サイト: https://act1.co.jp/
サイバーセキュリティ事業で著名なアクトが提供する情シス代行サービスです。「サイバーお助け隊」としての認定も受けており、ヘルプデスク業務だけでなく、ウイルス対策やEDR監視などの高度なセキュリティ運用をセットで依頼できます。
サービスの特徴:
- セキュリティ診断・対策に圧倒的な強み
- 24時間365日のセキュリティ監視(SOCサービス)との連携
- 万が一のインシデント発生時の緊急対応サポート
- WindowsだけでなくMac環境にも強い
料金プラン:個別見積もり(セキュリティ監視付きプラン等あり)
対応業務範囲:セキュリティ対策、EDR運用監視、ヘルプデスク、IT資産管理
最低契約期間:1年〜
おすすめな企業タイプ:個人情報を扱う企業、金融・医療・士業、セキュリティ事故リスクを最小化したい企業
④【中堅・大手向け】NECフィールディング:全国400拠点の対応力
運営会社:NECフィールディング株式会社
公式サイト: https://www.fielding.co.jp/
NECグループの強力な保守網を持つシステムサポート企業です。全国約400ヵ所のサービス拠点を持ち、24時間365日のオンサイト(訪問)対応が可能です。PCだけでなくサーバーやネットワーク機器のハードウェア保守まで一括で任せられます。
サービスの特徴:
- 全国どこでも駆けつけ可能な圧倒的な拠点網
- 基幹システムやサーバーの運用保守にも対応
- PCの調達から廃棄までライフサイクル全般を管理(LCM)
- ITilに準拠した高品質な運用管理
料金プラン:個別見積もり(企業規模・業務範囲による)
対応業務範囲:IT戦略立案、インフラ設計・構築、システム保守、ヘルプデスク
最低契約期間:1年〜
おすすめな企業タイプ:従業員100名以上、全国に支店・拠点がある企業、オンプレミスサーバーを持つ企業
⑤【スポット対応】ドクター・ホームネット:緊急時の駆けつけ
運営会社:日本PCサービス株式会社
公式サイト: https://www.4900.co.jp/business/
「PCの救急車」として知られる、上場企業運営のスポット対応サービスです。月額契約を結ばなくても、トラブルが起きたその時だけ依頼することが可能です。全国対応で最短即日の訪問も可能です。
サービスの特徴:
- 月額契約不要のスポット(都度)対応が可能
- 最短即日で訪問可能なスピード対応
- PC設定、故障修理、ネットワークトラブルなど幅広く対応
- 法人向けの保守契約プランも選択可能
料金プラン:基本料金+環境トラブル診断料金+作業料金(都度見積もり)
対応業務範囲:PC・プリンタ設定、トラブル対応、ネットワーク修理、データ復旧
最低契約期間:なし(都度契約)
おすすめな企業タイプ:従業員10-30名、IT予算が限られている、専任担当を置くほどではない企業
⑥【クラウド特化】ジョーシス:SaaSとデバイスを統合管理
運営会社:ジョーシス株式会社
公式サイト: https://jp.josys.com/
SaaS(クラウドツール)とITデバイス(PC・スマホ)の管理を一元化できるプラットフォームです。ツール提供だけでなく、ITアウトソーシングサービスも展開しており、アカウント発行やPCキッティングなどのノンコア業務を丸投げできます。
サービスの特徴:
- 台帳管理だけでなく、アカウント発行・削除などの作業代行が可能
- 入退社に伴うキッティングやデバイス発送をワンストップ対応
- 「誰が何のSaaSを使っているか」を可視化し、コスト削減に貢献
- SlackやTeamsなどチャットツールでのサポート
料金プラン:月額数万円〜(管理対象ID数などによる)
対応業務範囲:SaaSアカウント管理、PC調達・キッティング、ヘルプデスク
最低契約期間:要問い合わせ
おすすめな企業タイプ:従業員30-150名、クラウド移行を進めたい、SaaSの管理が煩雑になっている企業
⑦【製造業・CADに強い】大塚商会(たよれーる):業界特化のノウハウ
運営会社:株式会社大塚商会
公式サイト: https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/tayoreru/
国内最大級のソリューションプロバイダーです。特に製造業・建設業向けのCADソフトの導入・運用支援に強く、図面管理システムや生産管理システムと合わせて情シス業務を任せることができます。
サービスの特徴:
- AutoCADなどのCADソフトのトラブルシューティングに対応
- 複合機(コピー機)からネットワーク、サーバーまで一括窓口
- 「たよれーる」ブランドによる安心のサポート体制
- 製造業や建設業特有のIT環境に精通
料金プラン:個別見積もり(サポート対象機器・ソフトによる)
対応業務範囲:CADサポート、IT資産管理、サーバー運用、複合機保守
最低契約期間:1年〜
おすすめな企業タイプ:製造業・建設業、CADソフトを利用している企業、複合機も含めて一括で頼みたい企業
【比較表】情シスアウトソーシングサービス一覧
| サービス名 | タイプ | 強み・特徴 | おすすめ企業 |
|---|---|---|---|
| トータルITヘルパー | リモート型 | 低価格・PC1台〜 | 中小・ベンチャー |
| シェアード社員 | 常駐型 | 週1日〜常駐可能 | 中堅・対面重視 |
| 株式会社アクト | セキュリティ | SOC連携・診断 | 医療・金融・士業 |
| NECフィールディング | 大手・全国 | 400拠点・24h対応 | 大企業・多拠点 |
| ドクター・ホームネット | スポット | 駆けつけ・都度払い | 緊急時・小規模 |
| ジョーシス | クラウド | SaaS/デバイス管理 | 急成長企業・DX |
| 大塚商会 | 業界実績 | CAD・複合機対応 | 製造業・建設業 |
企業規模別おすすめマトリックス:
- 従業員10-30名(予算重視): トータルITヘルパー、ドクター・ホームネット
- 従業員30-100名(体制構築): シェアード社員、ジョーシス
- 従業員100名以上(安定稼働): NECフィールディング、大塚商会
- セキュリティ最優先: 株式会社アクト
情シスアウトソーシング導入の流れと注意点
情シス外注を成功させるには、正しい導入プロセスを踏むことが重要です。5つのステップと注意点を解説します。
導入の5ステップ
ステップ1:現状分析と課題整理(1-2週間)
- 社内のIT業務をリストアップ
- 困っていること、外注したい業務を明確化
- 月間の問い合わせ件数、トラブル頻度を記録
- 予算の上限を設定
ステップ2:外注先の選定・問い合わせ(1-2週間)
- 3-5社に問い合わせ・資料請求
- 無料相談で課題を伝え、提案内容を比較
- 料金だけでなく対応範囲・サポート体制を確認
ステップ3:トライアル期間の活用(1-3ヶ月)
- 無料トライアル or 短期契約で実際に利用
- レスポンス速度、専門性、コミュニケーションを評価
- 社内からのフィードバックを収集
ステップ4:契約・業務開始(初月)
- 契約書の内容確認(対応範囲、追加料金、解約条件)
- NDA(秘密保持契約)の締結
- システムアクセス権限の設定(最小権限の原則)
- 社内への周知(問い合わせ窓口の変更など)
ステップ5:運用と改善(継続)
- 月次レポートで対応状況を確認
- 定期ミーティングで課題共有
- 半年ごとに費用対効果を評価
導入時の注意点とよくある失敗
失敗例1:「安さだけで選んだら対応範囲が狭く、結局別業者に追加依頼」
- 対策:対応業務範囲を契約前に明確に確認し、必要な業務が全て含まれているかチェック
失敗例2:「セキュリティ対策が不十分で情報漏洩リスクが発生」
- 対策:NDA締結・情報セキュリティ認証取得業者を選ぶ
失敗例3:「担当者が頻繁に変わり、引き継ぎが不十分で対応品質が低下」
- 対策:担当者固定制またはチーム制の業者を選び、引き継ぎ体制を確認
失敗例4:「トライアル期間がなく、契約後にミスマッチが発覚」
- 対策:無料トライアルまたは短期契約が可能な業者を選ぶ
導入プロセスを丁寧に進めることで、これらの失敗を回避し、自社に最適な情シス外注を実現できます。
まとめ
この記事では、情シスアウトソーシングの基礎知識から料金相場、おすすめ外注先7選、選び方5つのポイント、導入の流れまでを詳しく解説しました。重要なポイントを以下にまとめます。
- 料金相場:リモート型は月額3-15万円、常駐型は月額10-50万円、スポット型は1回1.5-10万円
- 選び方:対応範囲・サポート体制・料金透明性・セキュリティ・実績の5つを確認
- 企業規模別のおすすめ:従業員10-30名はリモート型、50-200名は常駐型、100名以上は中堅企業向けサービス
情シス外注を導入することで、人件費を約70%削減しながら、専門性の高いサポートを受けられます。まずは無料相談や資料請求で、自社に合ったサービスを比較検討してみてください。適切な外注先を選ぶことで、社内のIT業務の効率化と従業員の負担軽減を実現できます。
