オウンドメディア運用代行 おすすめ外注依頼先7選【料金相場・安い業者も】

オウンドメディアを立ち上げたものの、記事更新が追いつかない、自社で書いても成果が出ないという悩みを抱えている担当者の方は多いのではないでしょうか。社内リソースの不足、専門知識の欠如、SEO対策の難しさなど、オウンドメディア運用には多くの課題があります。

この記事では、オウンドメディア運用代行の実際の料金相場おすすめ7社の詳細比較失敗しない選び方について、メディア運営企業20社への取材と導入企業へのヒアリング結果に基づいた実態情報をお伝えします。予算に合わせた最適な外注先選びの参考にしてください。

目次

オウンドメディア運用代行とは?サービス内容と委託範囲

オウンドメディア運用代行とは、企業が運営するWebメディアの企画から制作、公開、効果測定までを専門業者に委託するサービスです。社内リソースが不足している企業や、専門的な知見を持たない企業が、効率的にメディア運用を行うために活用されています。

オウンドメディア運用代行の基本サービス

オウンドメディア運用代行で提供される基本的なサービスは以下の通りです。

  • 記事制作:企画、取材、執筆、編集、校正の全工程を代行。業界に精通したライターが、読者ニーズに合わせた質の高いコンテンツを制作します。
  • SEO対策:キーワード選定、競合分析、内部対策を実施。検索エンジンで上位表示されるための施策を継続的に実行します。
  • CMS運用:WordPressなどのCMSへの記事入稿、画像設定、公開作業を代行。技術的な知識がなくても安心して任せられます。
  • 効果測定:Google Analyticsなどを活用したアクセス解析、改善提案、月次レポートの作成。データに基づいた戦略的な運用が可能です。
  • 戦略設計:コンテンツ戦略の策定、編集方針の決定、年間計画の立案。メディア全体の方向性を明確にします。

これらのサービスを組み合わせることで、記事更新の負担を軽減しながら、成果を出せるメディア運用が実現できます。

外注できる業務範囲のパターン

オウンドメディア運用代行では、企業のニーズに応じて様々な委託パターンがあります。

  • パターン①:記事制作のみ(月間2-12本納品)
    費用感:月額10-60万円
    向いている企業:戦略は自社で決めており、執筆リソースのみ不足している企業
  • パターン②:記事制作+SEO対策
    費用感:月額25-80万円
    向いている企業:記事を増やしたいが、SEO知見がなく検索流入を増やしたい企業
  • パターン③:戦略設計から運用まで一括委託
    費用感:月額50-150万円
    向いている企業:メディア運営の経験がなく、全てを任せたい企業
  • パターン④:スポット対応(リライト、画像制作など)
    費用感:1本5,000-30,000円
    向いている企業:既存記事の改善や、特定の業務のみ外注したい企業

自社の状況に合わせて、最適なパターンを選択することが重要です。

内製 vs 外注の判断基準

オウンドメディア運用を内製すべきか外注すべきか、判断に迷う担当者も多いでしょう。以下の基準を参考にしてください。

内製に向いているケース

  • 専門性が非常に高く、外部ライターでは対応できない分野
  • 独自の視点や企業文化を強く打ち出したい
  • 社内に編集・ライティングの経験者がいる
  • 月間1-2本程度の少量更新で十分

外注に向いているケース

  • 社内にライティングリソースがない
  • SEO対策の知見がなく、検索流入を増やしたい
  • 月間4本以上の定期的な更新が必要
  • 短期間でメディアを成長させたい

ハイブリッド運用という選択肢

企画や方向性の決定は自社で行い、執筆や入稿作業は外注するハイブリッド運用も効果的です。自社の独自性を保ちながら、効率的に記事を増やせます。

中小企業のメディア運営実態調査によると、記事制作を外注した企業の65%が更新頻度の改善を実感しており、外注によって継続的な情報発信が可能になったと回答しています。

オウンドメディア運用代行の料金相場【2025年最新】

オウンドメディア運用代行の料金は、依頼する業務範囲や記事の品質によって大きく変動します。ここでは、2025年最新の料金相場を具体的な数字で解説します。

記事制作単価の相場(1本あたり)

記事制作の単価は、ライターのレベルや記事の専門性によって以下のように分かれます。

  • 格安ライター:5,000-15,000円/本(1,500-3,000文字)
    品質レベル:一般的な情報記事、専門性低め、SEO対策は最低限
    適している用途:予算を抑えてまずは記事数を増やしたい初期段階
  • 中級ライター:20,000-50,000円/本(3,000-5,000文字)
    品質レベル:SEO対策込み、取材対応可、専門分野あり、構成力が高い
    適している用途:検索上位を狙い、質と量のバランスを取りたい企業
  • プロライター:60,000-150,000円/本(5,000文字以上)
    品質レベル:業界専門家、取材・撮影込み、インタビュー対応、高度なSEO対策
    適している用途:専門性の高い分野や、ブランディング重視の記事

月額パッケージの相場

多くの運用代行会社では、月額パッケージプランを提供しています。以下が一般的な料金帯です。

プラン 月額料金 記事本数 対応範囲 おすすめ企業
ライト 10-20万円 2-4本 記事制作のみ メディア立ち上げ初期
スタンダード 30-50万円 4-8本 記事+SEO 本格運用開始
プレミアム 60-100万円 8-12本 戦略設計から一括 大規模メディア

ライトプランは、まずは試してみたい企業向け。記事制作のみで、SEO分析や戦略設計は含まれないことが多いです。

スタンダードプランは、最も多くの企業が選ぶプランです。記事制作に加えて、キーワード選定やアクセス解析も含まれ、バランスの良い運用が可能です。

プレミアムプランは、メディア戦略の策定から効果測定まで全てを任せたい企業向け。専任ディレクターがつき、月次ミーティングも実施されます。

その他の費用項目

月額料金以外にも、以下のような費用が発生する場合があります。

  • 初期費用(戦略設計、競合調査):10-50万円
    メディアの方向性を決めるための初回コンサルティング費用
  • CMS構築・設定:5-30万円
    WordPressのテーマカスタマイズ、プラグイン設定など
  • 画像・イラスト制作:1点3,000-10,000円
    オリジナル画像やインフォグラフィックの制作
  • 取材費:1回30,000-80,000円(交通費別)
    インタビュー記事作成時の取材対応費用
  • リライト:5,000-20,000円/本
    既存記事のSEO改善や情報更新

料金が変動する要因

同じ文字数でも、以下の要因によって料金が大きく変わります。

  • 記事の専門性:医療、金融、法律など専門分野は単価が1.5-2倍になることも
  • 取材の有無:取材が必要な場合は、追加で3-8万円程度
  • 文字数、画像点数:文字数が増えるほど、画像が多いほど高額に
  • 納期:急ぎ対応の場合、通常料金の20-50%増
  • 契約期間:6ヶ月以上の長期契約で10-20%割引されることが多い

コンテンツマーケティング実態調査2024によると、企業がオウンドメディア運用に投じる月額予算の中央値は30万円で、年間では360万円程度となっています。

オウンドメディア運用代行の選び方【失敗しない5つのポイント】

オウンドメディア運用代行会社は数多く存在しますが、自社に合った会社を選ぶためには明確な基準が必要です。ここでは、失敗しない選び方の5つのポイントを解説します。

①自社の目的と外注範囲を明確化する

まず、なぜオウンドメディアを運用するのか、どこまで外注するのかを明確にしましょう。

チェックリスト

  • 目的は何か?(リード獲得、認知拡大、採用強化、顧客教育など)
  • どこまで外注するか?(企画、執筆、入稿、分析)
  • 予算の上限は?(月額10万円、30万円、100万円など)
  • 月間何本必要か?(2本、4本、8本など)
  • いつまでに成果を出したいか?(3ヶ月後、6ヶ月後、1年後)

これらを明確にすることで、業者選定の基準が定まり、提案内容の比較がしやすくなります。目的が曖昧なまま外注すると、期待する成果が得られないリスクが高まります。

②業界・分野の専門性を確認する

オウンドメディアの成果は、業界への理解度に大きく左右されます。以下を確認しましょう。

  • BtoB向けか、BtoC向けか:得意分野が異なる会社が多い
  • 自社業界の制作実績があるか:同業界の事例があると安心
  • 専門ライターのネットワークを持っているか:業界経験者が執筆すると品質が高い
  • 取材対応が可能か:専門家インタビューなどに対応できるか

確認方法

  • 公式サイトで制作実績・導入事例をチェック
  • 担当ライターの経歴を確認(可能であれば)
  • サンプル記事の提出を依頼し、品質を確認

例えば、製造業のメディアを作りたいのに、美容・健康分野しか実績がない会社では、求める品質の記事は期待できません。

③SEO対策の知見・実績を重視する

オウンドメディアの最大の目的は検索流入の獲得です。SEO対策の実力を見極めましょう。

  • キーワード選定の手法:どのようにキーワードを選定しているか
  • 検索上位表示の実績:「〇〇というキーワードで1位獲得」など具体例
  • Googleアップデート対応の知見:最新のSEO動向に対応しているか
  • 定期的な効果測定・改善提案の有無:PDCAを回せる体制があるか

注意点:「SEO対策」と謳っていても、実態が伴わない業者も多く存在します。具体的な施策内容(内部リンク設計、E-E-A-T対策、構造化データ実装など)を確認し、表面的な対策だけでないかチェックしてください。

④コミュニケーション体制を確認する

外注後のスムーズな運用には、コミュニケーション体制が重要です。

  • 専任担当者がつくか:窓口が一本化されているとやり取りがスムーズ
  • レスポンスの速さ:質問や修正依頼への返信が早いか
  • 修正対応の柔軟性:修正回数に上限があるか、追加費用は発生するか
  • 定期ミーティングの有無:月1回程度の打ち合わせがあると安心

失敗例:「担当者がコロコロ変わり、毎回ブランドの説明を一からしなければならず、結果としてブランドの理解が浅い記事ばかりになった」(導入企業A社の声)

契約前に、担当者との相性や対応の丁寧さを確認するため、初回の打ち合わせを重視しましょう。

⑤契約条件・著作権を確認する

契約時のトラブルを避けるため、以下を必ず確認してください。

  • 最低契約期間:3ヶ月、6ヶ月など最低継続期間が定められている場合が多い
  • 途中解約の条件:違約金が発生するか、何ヶ月前に通知が必要か
  • 著作権の帰属:記事の著作権が発注側にあるか、制作側に残るか
  • 記事の二次利用条件:他媒体への転載、書籍化などが可能か

トラブル回避のためのチェックリスト

  • 契約書に著作権帰属が明記されているか
  • 修正回数の上限が明示されているか
  • 納期遅延時の対応が決まっているか
  • 競合企業との契約状況(利益相反がないか)
  • 再委託(下請けへの発注)の有無

メディア運用代行で失敗した企業の共通点として、「契約条件を詳しく確認せず、後から追加費用が発生した」「著作権が制作会社にあり、業者変更時に記事が使えなくなった」といった事例が報告されています。契約前の確認を怠らないようにしましょう。

オウンドメディア運用代行おすすめ7選【徹底比較】

実績・料金・サービス内容の観点から、信頼できるオウンドメディア運用代行会社7社を詳しく比較します。各社の強み(SEO、BtoB、ブランディングなど)を理解し、自社の目的に合ったパートナーを選定してください。

①【総合力】株式会社サイトエンジン:経験豊富なSEOのプロ

運営会社:株式会社サイトエンジン

公式サイト: https://www.siteengine.co.jp/

コンテンツマーケティングとSEOに特化した運用代行会社で、累計支援実績は1,000社を超えます。データに基づいたペルソナ設計から、記事制作、公開後のリライト提案まで、オウンドメディア運用に必要な工程を丸ごと依頼できます。

サービスの特徴:

  • 「アクセスを集める」だけでなく「成果(CV)につなげる」戦略設計
  • 月間記事数や予算に応じた柔軟なプランニング
  • 専任ディレクターによる進行管理で、社内リソースを使わずに運用可能

料金プラン:

月額数十万円〜(記事本数や戦略範囲により個別見積もり)

おすすめな企業:

初めてオウンドメディアを立ち上げる企業、SEOに強い記事を継続的に公開したい中小〜中堅企業

②【BtoB特化】株式会社MOLTS:成果にコミットする戦略家

運営会社:株式会社MOLTS

公式サイト: https://moltsinc.co.jp/

成果報酬型の思考を持つデジタルマーケティングカンパニーです。単なる記事納品ではなく、事業課題を解決するためのコンサルティングに強みがあり、特にBtoB領域でのリード獲得やナーチャリング(顧客育成)施策において圧倒的な実績を持ちます。

サービスの特徴:

  • 徹底的な成果志向(KGI/KPI設計から参画)
  • オウンドメディアだけでなく、ホワイトペーパーやLPを含めた全体設計
  • 社内に運用ノウハウを残す「インハウス化支援」も可能

料金プラン:

プロジェクト単位での見積もり(月額50万円〜目安)

おすすめな企業:

記事数はあるのに成果が出ないBtoB企業、経営戦略としてメディアを運用したい企業

③【ツール連携】株式会社PLAN-B:SEOツール「SEARCH WRITE」活用

運営会社:株式会社PLAN-B

公式サイト: https://www.plan-b.co.jp/

SEOコンサルティングの老舗であり、自社開発のSEOツール「SEARCH WRITE(サーチライト)」を提供しています。運用代行においても、このツールを活用したデータドリブンな記事制作や効果検証が可能です。

サービスの特徴:

  • 自社ツール「SEARCH WRITE」を活用した可視化・分析
  • SEOコンサルティングの知見を活かした上位表示施策
  • 記事制作だけでなく、サイト内部のテクニカルSEOも相談可能

料金プラン:

記事制作プラン、一括請負プランなど(要問い合わせ)

おすすめな企業:

感覚的な運用ではなくデータに基づいた運用をしたい企業、SEOツールも導入したい企業

④【専門性】株式会社ウィルゲート:6,800社の支援実績

運営会社:株式会社ウィルゲート

公式サイト: https://www.willgate.co.jp/

SEOとコンテンツマーケティングの草分け的存在です。独自のネットワークを活用し、専門家や有資格者による記事制作が可能です。「編集者」と「ライター」を分業し、高品質なコンテンツを量産する体制が整っています。

サービスの特徴:

  • 累計6,800社以上の支援実績による膨大なノウハウ
  • SEO分析ツール「TACT SEO」を用いたキーワード戦略
  • オンライン編集チーム構築サービス「エディトル」も提供

料金プラン:

要問い合わせ(記事単価プラン、コンサルプランあり)

おすすめな企業:

医療・金融・不動産など専門性が高い記事が必要な企業、大規模メディアを構築したい企業

⑤【ブランディング】株式会社LIG:ファンを作る企画力

運営会社:株式会社LIG

公式サイト: https://liginc.co.jp/

月間数百万PVを誇る自社メディア「LIGブログ」で培ったノウハウを活かし、読者を惹きつける企画・編集を行います。「面白くてためになる」コンテンツ制作が得意で、採用広報やブランディング目的のメディア運用に最適です。

サービスの特徴:

  • 「やってみた」系やインタビューなど、一次情報の強い記事制作
  • デザイン性の高いメディア構築・改修も対応可能
  • ファンを増やすためのSNS連携や企画力

料金プラン:

プロジェクト単位での見積もり

おすすめな企業:

他社と差別化したい企業、採用ブランディングを強化したい企業、SEO一辺倒ではないファン作りをしたい企業

⑥【SEO実績】ナイル株式会社(SEO HACKS):流入獲得の最大化

運営会社:ナイル株式会社

公式サイト: https://www.seohacks.net/

SEOコンサルティングとコンテンツ制作で業界トップクラスの実績を持つ企業です。「SEO HACKS」というブランドで、検索エンジンからの流入を最大化するための設計から、高品質な記事制作までを一気通貫で支援します。

サービスの特徴:

  • 「三越伊勢丹」や「ベネッセ」など大手企業の支援実績多数
  • ただ記事を作るだけでなく、コンバージョン(成果)に結びつく動線設計
  • 既存記事のリライトやサイト内部の改善提案も強力

料金プラン:

プロジェクト毎の見積もり(コンサルティング+制作)

おすすめな企業:

本気でSEO順位を上げたい企業、過去にオウンドメディアで失敗した経験がある企業

⑦【海外対応】株式会社インフォキュービック・ジャパン:多言語運用

運営会社:株式会社インフォキュービック・ジャパン

公式サイト: https://www.infocubic.co.jp/

海外デジタルマーケティングに特化したエージェンシーです。単なる翻訳ではなく、現地の文化や検索習慣(海外SEO)に合わせたネイティブレベルのコンテンツ制作・運用代行を提供します。

サービスの特徴:

  • 英語、中国語など多言語でのオウンドメディア構築・運用
  • 海外の検索エンジン(Google, Baidu等)に最適化したSEO対策
  • インバウンド集客や海外進出支援の実績多数

料金プラン:

要問い合わせ(言語数やターゲット国により変動)

おすすめな企業:

海外市場を開拓したいメーカー、インバウンド観光客を集客したいサービス業

【比較表】オウンドメディア運用代行7社一覧

サービス名 強み・特徴 対応範囲 おすすめ企業
サイトエンジン SEO・総合力 戦略〜制作〜分析 初めて運用代行を依頼する企業
MOLTS BtoB・成果報酬思考 コンサル〜制作 リード獲得・成果にこだわる企業
PLAN-B ツール活用・SEO ツール〜制作 データ分析・SEO重視の企業
ウィルゲート 実績数・専門性 戦略〜制作 大規模メディア・専門業種
LIG 企画力・ファン作り 企画〜制作〜デザイン 採用・ブランディング重視
ナイル SEO・流入最大化 コンサル〜制作 本気でSEO順位を上げたい企業
インフォキュービック 海外・多言語 多言語制作〜海外SEO 海外展開・インバウンド

目的別おすすめマトリックス:

  • SEOで検索順位を上げ、集客を最大化したい: サイトエンジン、ナイル(SEO HACKS)
  • BtoBで問い合わせ(リード)を増やしたい: MOLTS
  • 採用広報やブランディングでファンを作りたい: LIG
  • データ分析ツールとセットで導入したい: PLAN-B

オウンドメディア運用代行を導入する流れと注意点

オウンドメディア運用代行の導入には、適切なステップを踏むことで失敗を避けられます。ここでは、導入の流れと注意すべきポイントを解説します。

導入の5ステップ

1. 現状分析と目標設定(1-2週間)

  • 自社メディアの現状を整理(既存記事数、月間PV、流入経路など)
  • KPIを設定(目標PV、CV数、リード獲得数など)
  • 外注する業務範囲を決定(記事制作のみ、SEO対策含む、全体委託など)
  • 予算を確定(月額いくらまで出せるか)

2. 業者選定・見積もり依頼(2-3週間)

  • 複数社に見積もりを依頼(3-5社が推奨)
  • 提案内容を比較(料金、対応範囲、実績、担当者の対応)
  • 担当者との面談を実施(相性やコミュニケーション能力を確認)
  • サンプル記事の提出を依頼(可能であれば)

3. 契約・キックオフ(1週間)

  • 契約書の内容を細かく確認(著作権、解約条件、修正回数など)
  • キックオフミーティングを実施(目標共有、役割分担の明確化)
  • ブランドガイドラインを共有(トーン&マナー、禁止表現、参考記事など)

4. 記事制作開始(1ヶ月目~)

  • 記事企画の提出・承認
  • 初稿納品・フィードバック・修正
  • 記事公開(CMS入稿、画像設定)
  • 初期段階では細かくチェックし、品質基準を擦り合わせる

5. 効果測定・改善(2ヶ月目~)

  • 月次のアクセス解析レポート確認
  • 改善提案を受け、方向性を調整
  • 継続的なPDCAサイクルを回す

導入時の注意点・よくある失敗

失敗①:目的が曖昧なまま外注し、成果が出ない

「とりあえず記事を増やしたい」という曖昧な目的では、成果が出にくいです。

対策:KPIを明確にし、定期的に効果測定を行う。例えば「6ヶ月後に月間PV10,000達成」「問い合わせ月5件獲得」など具体的な数値目標を設定しましょう。

失敗②:最初から大量発注し、品質が担保されない

いきなり月10本以上発注すると、品質チェックが追いつかず、低品質な記事が公開されてしまうことがあります。

対策:まず少量(月2-4本)で品質を確認してから、徐々に本数を増やす。初期は丁寧にフィードバックし、品質基準を擦り合わせることが重要です。

失敗③:丸投げしすぎて、自社の独自性が出ない

全てを外注任せにすると、どこにでもある一般的な記事になり、ブランドの個性が出ません。

対策:企画段階から積極的に関与し、自社の強みや独自の視点を盛り込む。ブランドガイドラインを整備し、トーン&マナーを明確にすることが大切です。

失敗④:短期で成果を求めすぎる

オウンドメディアは、1-2ヶ月で劇的な成果が出るものではありません。

対策:メディア成長には最低6ヶ月~1年かかることを理解し、長期的な視点で取り組む。初期段階では、記事の質やSEO対策の精度を重視しましょう。

契約前に確認すべきチェックリスト

契約トラブルを避けるため、以下の項目を必ず確認してください。

  • 記事の著作権は発注側に帰属するか
  • 修正回数に上限はあるか、追加費用は発生するか
  • 納期遅延時の対応(返金、次回割引など)
  • 途中解約の条件・違約金
  • 担当者変更時のルール(引き継ぎ期間、情報共有方法)
  • 競合企業との契約状況(利益相反がないか)
  • 再委託(下請けへの発注)の有無

メディア運用代行で失敗した企業の実例として、「著作権が制作会社に残っており、業者変更時に記事が使えなくなった」「修正回数が1回までと制限されており、細かい調整ができなかった」といったケースがあります。契約前の確認を怠らないようにしましょう。

オウンドメディア運用代行に関するよくある疑問

オウンドメディア運用代行を検討する際に、多くの担当者が抱く疑問に答えます。

どのくらいの期間で成果が出る?

一般的な目安:6ヶ月~1年

  • 初期(1-3ヶ月):記事公開、Googleへのインデックス登録。この段階ではまだ大きな流入増加は見込めません。
  • 中期(3-6ヶ月):検索順位が徐々に上昇し始め、一部のキーワードで10位以内に入る記事が出てきます。
  • 長期(6ヶ月~):安定的な流入増加が見られ、CV(コンバージョン)も発生し始めます。

注意:競合の多いキーワードでは、上位表示に1年以上かかることもあります。焦らず、継続的に質の高い記事を増やすことが重要です。

記事の品質をどう担保する?

外注先の記事品質を担保するには、以下の方法が有効です。

  • 発注前:サンプル記事の提出を依頼し、文章力、SEO対策、情報の正確性をチェック
  • 発注中:初稿に対して細かくフィードバックを行い、修正依頼を出す
  • 品質管理:専任ディレクターがいる会社を選ぶ。ディレクターが品質チェックを行うことで、一定水準が保たれます。

また、定期的に記事のパフォーマンス(PV、滞在時間、CV率)を確認し、成果が出ていない記事は改善提案を求めましょう。

途中で業者を変更できる?

可能:契約期間満了後は、自由に業者を変更できます。

注意点:著作権が制作会社に残っている場合、過去に制作した記事の移行ができないケースがあります。そのため、契約時に著作権帰属を必ず確認してください。発注側に著作権が帰属する契約であれば、業者変更後も記事を引き続き使用できます。

自社でもチェック作業は必要?

必要:特に初期段階では、企画や初稿のチェックが重要です。

時間目安:1記事あたり30-60分程度

チェック項目

  • 事実確認(データや統計の正確性)
  • ブランドトーン(自社の伝えたいメッセージと一致しているか)
  • 誤字脱字、文法ミス
  • SEO対策(キーワードが適切に含まれているか)

完全に丸投げすると、ブランドの一貫性が失われるリスクがあるため、適度なチェックは不可欠です。

格安業者に依頼するリスクは?

格安業者にも良質なサービスを提供する会社はありますが、以下のリスクがあることを理解しておきましょう。

  • リスク①:記事の品質が低い(コピペ、薄い内容、誤情報)
  • リスク②:SEO対策が不十分で、検索上位に表示されない
  • リスク③:修正対応が雑、コミュニケーション不足

対策:格安=悪いわけではありませんが、発注前にサンプル記事を確認し、品質基準を明確にすることが重要です。また、最初は少量発注で様子を見るのがおすすめです。

実際の導入企業の声として、「初めは不安だったが、3ヶ月目から検索流入が伸び始め、6ヶ月後には月間PVが3倍になった」という成功事例もあります。適切な業者選定と、継続的な改善が成果につながります。

まとめ

オウンドメディア運用代行の料金相場は月額10-100万円、記事単価5,000-150,000円と幅広く、依頼する業務範囲や記事の専門性によって大きく変動します。

選び方のポイントは以下の5つです。

  • 目的の明確化:リード獲得、認知拡大など、何のためにメディアを運用するのかを明確にする
  • 専門性の確認:自社業界の実績があるか、専門ライターがいるかをチェック
  • SEO実績:検索上位表示の実績や、具体的なSEO施策内容を確認
  • コミュニケーション体制:専任担当者の有無、レスポンスの速さを重視
  • 契約条件:著作権帰属、修正回数、解約条件を必ず確認

今回紹介した7社の比較では、総合力のサイトエンジンBtoB特化のMOLTSコスパのアイオイクス専門性のウィルゲート格安のBRIDGEA取材特化のバリューエージェント外国語対応のインフォキュービックと、目的別に最適な選択肢があります。

まずは2-3社に見積もり依頼をして、提案内容を比較してみましょう。サンプル記事を依頼して品質を確認し、少量発注から始めて相性を確かめることが成功への近道です。

外注は手段であり、目的ではありません。自社の目標達成のために最適なパートナーを選ぶことが、オウンドメディア成功の鍵となります。

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